Web ビューア
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FileMaker WebDirect では、iframe を使用して Web ビューアページを表示します。そのため、iframe のすべての制約および制限が Web ビューアページに適用されます。これらの制限により、FileMaker WebDirect でアクセスされる Web ビューア内で、特定の Web サイトが空白で表示される場合があります。この問題の主な 2 つの原因をトラブルシューティングするには:
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対象の URL で親ページと同じプロトコル (http や https など) が使用されていることを確認します。たとえば、FileMaker WebDirect ページへのアクセスに https が使用されている場合、Web ビューアページの URL も先頭が https になっている必要があります (逆の場合も同様です)。
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Web ビューアで、コンテンツを他の Web サイトに埋め込むことができる Web サイトが示されるようにします。たとえば、Web サイトの X-Frame-Options ヘッダに X-Frame-Options: SAMEORIGIN が含まれている場合、サイトのコンテンツは、同じドメインで共有されている別の Web サイトの iframe でのみ使用できます。
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[Web ビューアの設定] ダイアログボックスで [Web ビューア内容とのインタラクションを許可] チェックボックスの選択を解除している場合でも、Web ユーザは限定的に Web ビューアとのインタラクションが可能な場合があります。また Web ビューアがボタンとして定義されている場合でも限定的なインタラクションが発生する場合があります。
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Web ビューアによって計算される URL はコロン (:) を含みませんが、FileMaker WebDirect によって URL の先頭にスキーム「http://」が自動的に付けられます。エラーを防ぐため、Web ビューアを設定する際は適切なスキームを Web アドレスに含めてください。
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[Web ビューアの設定] スクリプトステップの [戻る] および [進む] オプションは FileMaker WebDirect ではサポートされていません。FileMaker WebDirect で Web ビューア内を前後に移動するには、Web ビューア内で右クリック (Windows) または control を押しながらクリック (macOS) し、[戻る] または [進む] を選択します。レイアウトに Web ビューアが 2 つ以上ある場合、最後にあるページから別のページに変更された Web ビューアにのみショートカットメニューを使用できます。これは必ずしも現在マウスカーソルを置いている Web ビューアとは限りません。
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FileMaker WebDirect は、その内容が FileMaker WebDirect によって公開されている Web ビューアをサポートしません。Web ビューアの URL に「
/fmi/webd
」が含まれる場合、Web ページは Web ビューアで表示されません。 -
FileMaker WebDirect では、Web ビューアの内容が予想外の結果をもたらす場合があります。たとえば、URL (フィールドデータから計算された URL、またはユーザが Web ビューア内のリンクをクリックして設定する URL) は、
属性が target=top
のページを指定できます。この属性は、FileMaker WebDirect を Web ブラウザウインドウで置き換えます。 -
オペレーティングシステムのベンダーは常にセキュリティ問題を修正するため、ユーザの Web ブラウザ内のセキュリティ設定が変更されて特定の機能が無効になる場合があります。これらの変更により、FileMaker WebDirect で Web ビューアの動作が無効または変更される場合があります。Web ビューアが正しく機能するようにブラウザのセキュリティ設定を変更する方法をユーザに知らせるか、Web ビューアで使用する URL は信頼できる Web ページのみに限定するようにしてください。