FileMaker WebDirect の基本的な設計の原則
-
レイアウトには Web の標準のベストプラクティスを反映させることが推奨されます。
-
レイアウト上のオブジェクト、スタイル、イメージ、およびインタラクションはすべて、データベースサーバーから Web ブラウザにデータとして送信されます。したがって、レイアウトに含める要素については慎重に検討してください。ネットワークの接続によってはブラウザでの表示や処理速度が遅くなるため、多数のインタラクティブオブジェクトやサイズが大きく解像度の高いイメージを Web アプリケーションに含むことはあまりありません。
-
Web に適用される制限は FileMaker WebDirect にも適用されます。
-
FileMaker Server 展開または FileMaker Cloud 展開は FileMaker WebDirect クライアントの処理の大部分を行います。たとえば、FileMaker Pro によって処理されるキー操作およびマウスクリックは、FileMaker WebDirect から FileMaker Server または FileMaker Cloud に送信されます。また、カスタム App の共有は、レコードのロックの設定、スクリプトトリガのアクティブ化、データの取得、およびレイアウトとデータキャッシュの管理も行います。
-
HTML5 のオブジェクトは真の親子階層に従うため、子オブジェクトは常に 1 つの親オブジェクト内に含まれます。たとえば、レイアウトでヘッダとボディの境界を超えるイメージは 1 つの部分にしか含めることができないため、 2 つの部分にまたがったイメージは境界でクロッピングされます。
「ステップ 2: FileMaker WebDirect 機能の理解」を参照してください。