FileMaker WebDirect のアーキテクチャ
FileMaker WebDirect のアーキテクチャは、Web ブラウザと FileMaker カスタム App という 2 つの異なる環境を繋ぎます。FileMaker WebDirect は、FileMaker Server または FileMaker Cloud 上で共有されたカスタム App を操作するクライアントとして Web ブラウザ内で実行します。
FileMaker Server および FileMaker Cloud は次のコンポーネントで構成されています:
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データベースサーバー: すべての FileMaker クライアント (FileMaker Pro、FileMaker Go、および FileMaker WebDirect) と共有するカスタム App のホストです。データベースサーバーは、レイアウト、データ、スクリプト、スクリプトトリガ、ユーザアカウント認証、レコードのロック、およびすべての FileMaker クライアントとの通信を処理します。
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Web 公開エンジン: カスタム App によって定義されたレイアウト、インタラクション、およびデータを Web ブラウザ用の HTML5、CSS3、JavaScript、およびデータに変換し、ユーザインタラクションを処理します。Web 公開エンジン (WPE) は、Web ブラウザで機能するユーザインターフェースをレイアウトからリアルタイムで作成し、スクリプト、スクリプトトリガ、ユーザのクリック、およびキー操作を処理します。FileMaker Server の複数のマシンの展開では WPE によってプライマリマシンとセカンダリマシンの間の通信が管理されます。
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Web サーバー: カスタム App を Web アプリケーションとして提供するために HTTP/HTTPS および WebSocket プロトコルを使用して Web ブラウザと通信します。
FileMaker WebDirect 展開のアーキテクチャ