PHP Web サイトの共有
カスタム Web 公開 with PHP では、PHP スクリプト言語を使用して FileMaker Pro データベースのデータをカスタマイズした Web ページレイアウトに統合できます。Web ページで FileMaker API for PHP を呼び出します。この PHP クラスは FileMaker Server で共有されるデータベースにアクセスする FileMaker により作成されます。この PHP クラスは Web 公開エンジンに接続し、Web サーバーの PHP エンジンでデータ利用を可能にします。
PHP Web サイトの開発とデータベースの準備の詳細については、『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
メモ Linux では、カスタム Web 公開 with PHP およびカスタム Web 公開 with XML はサポートされていません。Windows および macOS では、FileMaker Server は PHP エンジンおよび FileMaker PHP API をインストールしません。詳細については、Claris エンジニアリングブログの FileMaker Server インストーラへの PHP 添付の廃止についてを参照してください。
カスタム Web 公開 with PHP を使用する Web サイトを共有するには:
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FileMaker Pro で、データベースを開いてデータベースにアクセスするアカウントのアクセス権セットを編集します。拡張アクセス権の [PHP Web 公開でのアクセス - FMS のみ] を有効にします。
メモ FileMaker Pro データベースソリューションで複数の FileMaker Pro データベースファイルが使用される場合、PHP を使用してアクセスするすべてのデータベースファイルが拡張アクセス権の [PHP Web 公開でのアクセス - FMS のみ] を有効にしてこのアクセス権セットを使用する必要があります。
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CLI を使用すると、次のコマンドを使用してカスタム Web 公開 with PHP を有効にすることができます:
fmsadmin set cwpconfig enablephp=true
必要に応じて、カスタム Web 公開 with PHP にロケールまたはエンコードなどの追加のオプションを設定します。
コマンドラインインターフェースの使用を参照してください。
メモ PHP がインストールされていない場合、CLI を使用して PHP を有効にするとエラーが返されます。
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プライマリマシン上で Web 公開エンジンが有効になっていることを Admin Console で確認してください。Web 公開設定を参照してください。
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カスタム Web 公開 with PHP が FileMaker Server の展開で動作していることを確認します。テストに使用するサンプルがない場合は、サンプルデータベースからデータを取得するために次の PHP サンプルを使用することができます。FileMaker Server がインストールされているマシンの Web ブラウザで次の URL を入力します:
http://localhost/fmi-test/phptest.php?lang=ja
成功を示すメッセージと「FMServer_Sample」データベースから取得したサンプルデータが表示された場合は、PHP が FileMaker Server 展開で動作しています。
メモ PHP 検証テストは PHP が取り除かれたバージョンの FileMaker Server では使用できません。
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カスタム Web 公開のデータベースを準備します。『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
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データベースファイルを FileMaker Server にアップロードします。データベースの共有を参照してください。
メモ FileMaker Pro データベースソリューションで複数の FileMaker Pro データベースファイルを使用する場合、データベースファイルはすべて同じコンピュータ上にある必要があります。
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PHP ファイルを Web サーバーのルートフォルダにコピーします。複数のマシンの展開では、このフォルダはプライマリマシン上にあります。デフォルトの場所を次に示します:
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HTTP または HTTPS での IIS (Windows):
[ドライブ]:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥HTTPServer¥Conf
[ドライブ]
は FileMaker Server 展開が存在するドライブです。 -
HTTP での Apache (macOS):
/ライブラリ/FileMaker Server/HTTPServer/htdocs
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HTTPS での Apache (macOS):
/ライブラリ/FileMaker Server/HTTPServer/htdocs/httpsRoot
macOS の場合は、フォルダの所有権とアクセス権により、fmsadmin グループのメンバーに PHP ファイルの編集が許可されていることを確認してください。ユーザ、グループ、およびアクセス権 (macOS) を参照してください。
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まだ操作を行っていない場合は、参照されているオブジェクトをプライマリマシン上の適切な場所にコピーまたは移動します。
データベースのオブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照が保存されている場合、レコードを作成または編集するときにその参照されているオブジェクトが FileMaker Pro の「Web」フォルダに保存されます。FileMaker Server でサイトを共有するには、参照されているオブジェクトを Web サーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスのフォルダにコピーまたは移動します。
PHP ソリューションでのオブジェクトフィールドの使用の詳細については、『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
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PHP Web サイトにアクセスするには、次の URL 構文を使用します:
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/<パス>/<ファイル名>
各要素の意味は次のとおりです:
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<スキーム>
は、HTTP または HTTPS プロトコルです。 -
<ホスト>
には、FileMaker Server コンピュータの IP アドレスまたはドメイン名を指定します。複数のマシンの展開では、プライマリマシンまたはセカンダリマシンの IP アドレスまたはドメイン名を使用することができます。Web サーバーからプライマリマシンに URL が転送されます。([コネクタ] > [Web 公開] タブで Web 公開エンジンの IP アドレスまたはドメイン名を使用します。) -
<ポート>
には、Web サーバーのポートを指定します (オプション)。ポートを指定しない場合、プロトコルのデフォルトポートが使用されます。HTTP のポートにはポート 80、HTTPS のポートにはポート 443 を指定します。
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<パス>
には、PHP ファイルが配置されている Web サーバーのルートフォルダ内のフォルダを指定します (オプション)。
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<ファイル名>
は、Web サイトのページのファイル名です。
例:
http://192.168.123.101/my_site/home.php
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