FileMaker Data API 呼び出しの作成

FileMaker Data API は次の HTTP メソッドを使用します:

• POST

  データベースセッションへのログイン、レコードの作成、レコードの複製、検索の実行、およびオブジェクトデータのアップロードで使用します。

• GET

  単一のレコードの取得、レコードの範囲の取得、メタデータの取得、およびスクリプトの実行で使用します。

• PATCH

  レコードの編集およびグローバルフィールドの値の設定で使用します。

• DELETE

  データベースセッションからのログアウトおよびレコードの削除で使用します。

メモ  FileMaker Data API は CORS (Cross-Origin Resource Sharing) および OPTIONS メソッドをサポートしていません。

FileMaker Data API は次のヘッダを使用します:

• Content-Type: application/json

  データベースセッションへのログイン、データベースセッションからのログアウト、レコードの作成、レコードの編集、検索の実行、およびグローバルフィールドの値の設定で使用します。

  このヘッダでは、値として「application/json」のみを使用できます。このヘッダを使用する HTTP リクエストの場合、FileMaker Data API ではコンテンツが JSON でエンコードされている必要があります。

• Content-Type: multipart/form-data

  オブジェクトデータのアップロードで使用します。

  このヘッダでは、値として「multipart/form-data」のみを使用できます。

• Authorization: session-token

  ほとんどの HTTP リクエストで使用します。

  アクセストークンの値はセッションへのログイン時に返される固有のセッショントークンです。共有データベースへのアクセスを認証するために必要になります。「データベースセッションへのログイン」を参照してください。

• Authorization: FMID {FMID-token}

  FileMaker Cloud の共有データベースの HTTP リクエストで使用します。

  FMID-token は Claris ID アイデンティティプロバイダシステムで提供される Claris ID トークンです。Claris ID トークンの詳細については、Claris Customer Console ヘルプの「外部認証での Claris ID の使用」を参照してください。

• X-FM-Data-OAuth-Request-Id

  OAuth アイデンティティプロバイダを使用したデータベースセッションへのログインおよびメタデータの取得で使用します。このヘッダでは、/oauth/getoauthurl URL から返される X-FMS-Request-ID ヘッダの値を指定します。

• X-FM-Data-OAuth-Identifier

  OAuth アイデンティティプロバイダを使用したデータベースセッションへのログインおよびメタデータの取得で使用します。このヘッダでは、OAuth プロバイダによって返される識別子を指定します。

FileMaker Data API の URL はすべて次のいずれかの文字列から始まります:

• バージョン 1 の使用を指定する場合: /fmi/data/v1/databases

• 最新バージョンの使用を指定する場合: /fmi/data/vLatest/databases