CREATE TABLE ステートメント
CREATE TABLE ステートメントを使用して、データベースファイル内にテーブルを作成します。CREATE TABLE ステートメントの形式は次のとおりです:
CREATE TABLE テーブル名 ( テーブル要素リスト [, テーブル要素リスト...] )
ステートメント内で、各列の名前とデータタイプを指定します。
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テーブル名は、テーブルの名前です。テーブル名には、100文字という制限があります。同じ名前のテーブルがすでに定義されていないようにしてください。テーブル名は、アルファベット文字で始まる必要があります。テーブル名がアルファベット文字以外で始まるか、またはピリオド (.) を含む場合は、ダブルクォーテーションマークで囲む必要があります (クォーテーションマークで囲まれた識別子)。 -
テーブル要素リストの形式は次の通りです:コピーフィールド名フィールドタイプ [[繰り返し]]
[DEFAULT 式] [UNIQUE | NOT NULL | PRIMARY KEY | GLOBAL]
[EXTERNAL 相対パス文字列 [SECURE | OPEN 計算パス文字列] [FEWER_FOLDERS]] -
フィールド名はフィールドの名前です。ファイル名は固有である必要があります。フィールド名はアルファベット文字で始めます。フィールド名がアルファベット文字以外で始まるか、またはピリオド (.) を含む場合は、ダブルクォーテーションマークで囲む必要があります (クォーテーションマークで囲まれた識別子)。例
「
姓」という名前のフィールドに対するCREATE TABLEステートメントは、次のようになります:コピーCREATE TABLE "従業員名簿" (ID INT PRIMARY KEY, "名" VARCHAR(20), "姓" VARCHAR(20)) -
CREATE TABLEステートメントの繰り返しには、フィールドタイプの後に角カッコで囲んだ 1 から 32000 の数値を使用して指定します。例
コピー"従業員番号" INT[4]
"姓" VARCHAR(20)[4] -
フィールドタイプは、NUMERIC、DECIMAL、INT、DATE、TIME、TIMESTAMP、VARCHAR、CHARACTER VARYING、BLOB、VARBINARY、LONGVARBINARY、またはBINARY VARYINGです。NUMERICとDECIMALの場合は、桁数とスケールを指定できます。例:DECIMAL(10,0)。TIMEとTIMESTAMPの場合は、桁数を指定できます。例:TIMESTAMP(6)。VARCHARとCHARACTER VARYINGの場合は、文字列の長さを指定できます。例
コピーVARCHAR(255) -
DEFAULTキーワードでは列のデフォルト値を設定できます。値式では、定数値または式を使用できます。使用可能な式は、USER、USERNAME、CURRENT_USER、CURRENT_DATE、CURDATE、CURRENT_TIME、CURTIME、CURRENT_TIMESTAMP、CURTIMESTAMP、およびNULLです。 -
列を
UNIQUEに定義すると、自動的に、FileMaker Pro データベースファイル内の対応するフィールドの入力値の制限オプション [ユニークな値] が選択されます。 -
列を
NOT NULLに定義すると、自動的に、FileMaker Pro データベースファイル内の対応するフィールドの入力値の制限オプション [空欄不可] が選択されます。このフィールドには、FileMaker Pro の [データベースの管理] ダイアログボックスの [フィールド] タブで [空欄不可] としてフラグが付けられます。 -
列をオブジェクトフィールドとして定義するには、
フィールドタイプにBLOB、VARBINARY、またはBINARY VARYINGを使用します。 -
データを外部に保存するオブジェクトフィールドとして列を定義するには、
EXTERNALキーワードを使用します。相対パス文字列は、FileMaker Pro データベースの場所に関連し、データが外部に保存されるフォルダを定義します。このパスは、FileMaker Pro の [オブジェクトの管理] ダイアログボックスの基本ディレクトリとして指定する必要があります。セキュア格納の場合は 「SECURE」、オープン格納の場合は「OPEN」を指定します。オープン格納を使用する場合、計算パス文字列はオブジェクトが保存される相対パス文字列内のフォルダです。パスのフォルダ名にはスラッシュ (/) を使用する必要があります。FEWER_FOLDERSの指定はデータソースの [より少ないフォルダ] を有効にするのと同じです。
例
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使用する列 |
SQL の例 |
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テキスト列 |
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テキスト列、 |
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数字列 |
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日付列 |
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時刻列 |
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タイムスタンプ列 |
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オブジェクトフィールドの列 |
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外部に保存するオブジェクトフィールドの列 |
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