クライアントの使用状況ログを有効にすると、FileMaker Server/Logs/ フォルダに「ClientStats.log」が作成されます。
クライアントの使用状況ログを有効にするには、CLI コマンド fmsadmin enable clientstats
を使用します。コマンドラインインターフェースの使用を参照してください。
使用状況 | 説明 |
クライアント | FileMaker Pro Advanced または FileMaker Go クライアントの場合は、ユーザのログイン名が表示されます。 ODBC クライアント、JDBC クライアント、および Web 公開クライアントの場合は、IP アドレスが含まれたマシン識別子が表示されます。 FileMaker WebDirect クライアントの場合は、FileMaker WebDirect セッション識別子が表示されます。 FileMaker Data API クライアントの場合は、ユーザのログイン名、クライアントの IP アドレス、またはホスト名が表示されます。 |
リモート呼び出し | 完了したリモート呼び出しの数。クライアントサイドからは 1 つの処理を実行しているように思える場合でも、リモート呼び出しは複数ある可能性があるので注意してください。 |
進行中 | 完了が保留されているリモート呼び出しの数。リモート呼び出しの開始は、現在の収集間隔、または前の間隔の間にすることができます。 |
経過時間 | 完了したリモート呼び出し、または進行中のリモート呼び出しの経過時間 (マイクロ秒単位)。 |
I/O 時間 | クライアントのスレッドが入力および出力の完了を待つために費やす時間 (マイクロ秒単位)。 |
待ち時間 | クライアントのスレッドが他のスレッドまたはリソースを待つために費やす時間 (マイクロ秒単位)。 |
ネットワークバイト入力 | FileMaker Server がクライアントから受信するバイト数 (データ要求)。 |
ネットワークバイト出力 | FileMaker Server がクライアントに送信するバイト数 (通知)。 |
•データベースサーバーを停止すると、クライアントの使用状況設定は自動的に無効になります。
•クライアントの使用状況情報を表示するには、タブ区切りデータを読み込み可能なアプリケーションで「ClientStats.log」ファイルを開きます。
•「ClientStats.log」ファイルのサイズがログファイルのサイズの制限に達すると、このファイルの名前が「ClientStats-old.log」に変更され、新しい「ClientStats.log」ファイルが作成されます。