スクリプトシーケンスタスクの作成
スクリプトシーケンスタスクスケジュールを作成して、FileMaker スクリプトに続いてシステムスクリプトを実行します。前処理システムスクリプト、後処理システムスクリプト、またはその両方を実行するように選択できます。
たとえば、他のデータベースからエクスポートされたテキストファイルを検証して書式を変更する前処理システムスクリプトを最初に実行するスクリプトシーケンスを作成します。続いて、このスクリプトシーケンスはテキストファイルをインポートして、FileMaker Pro データベースに保存されているデータと結合し、Excel 形式 (XLSX) で独自のレポートを複数生成する FileMaker スクリプトを実行します。最後に、レポートの ZIP ファイルを作成してユーザのダウンロードディレクトリに配置する後処理システムスクリプトを実行します。
システムスクリプトと FileMaker スクリプトをスクリプトシーケンス用に作成する場合:
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スクリプトシーケンスから FileMaker スクリプトに進むには、前処理スクリプト (指定した場合) が値 0 (ゼロ) を返す必要があります。
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スクリプトシーケンスから後処理スクリプト (指定した場合) に進むには、FileMaker スクリプトが正常に完了する必要があります。FileMaker スクリプトを停止しないスクリプトエラーの場合は、シーケンスから進むことができます。スクリプトでのエラー処理については、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。
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スケジュールを正常に完了させるには、後処理スクリプト (指定した場合) が値 0 (ゼロ) を返す必要があります。
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スクリプトシーケンスケジュールスタスクの前処理スクリプト、FileMaker スクリプト、および後処理スクリプト間でインポートファイルやエクスポートファイルを渡すための共有場所として「Documents」フォルダを使用することができます。「Documents」フォルダはサーバーの「Backups」、「Databases」、および「Scripts」フォルダと同じフォルダにあります。
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システムスクリプトにエラー処理および条件分岐ロジックを含める必要があります。スクリプトの構文が正しく、無限ループによって応答が停止しないこと、外部リソースが使用可能なことを確認してください。スクリプトシーケンスの実行に指定した [タイムアウト (分)] よりも長い時間がかかる場合、またはデータベースサーバーが停止した場合にスクリプトシーケンススケジュールを中止するには、[タイムアウトに達した場合にスケジュールを終了] を選択します。このオプションを選択していないときにシステムスクリプトが応答しなくなった場合、スクリプトのプロセス ID を「
Event.log
」ファイルで調べて終了します。(イベントログを参照してください。)
FileMaker スクリプトステップおよび関数の詳細については、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。