データファイルを開く
他のデータファイルスクリプトステップのために使用するデータファイルを開きます。
オプション
- [ソースファイル] は、開くデータファイルのパスです。ファイルパスの作成を参照してください。
 - [ターゲット] は、開いたデータファイルのファイル ID を格納するフィールドまたは変数です。変数が存在しない場合は、このスクリプトステップによって変数が作成されます (変数の使用を参照)。
 
互換性
| 製品 | サポート | 
| FileMaker Pro | はい | 
| FileMaker Go | はい | 
| FileMaker WebDirect | いいえ | 
| FileMaker Server | はい | 
| FileMaker Cloud | はい | 
| FileMaker Data API | いいえ | 
| カスタム Web 公開 | はい | 
起点バージョン
18.0
説明
ファイルを開いた後、他のスクリプトステップ (データファイルの位置を取得、データファイルから読み取る、データファイルの位置を設定、データファイルに書き込む) でファイル ID を使用できます。データファイルは、[データファイルを閉じる] スクリプトステップを使用してファイルを閉じるか、または FileMaker Pro を終了するまで開いたままになります。
メモ
- ファイルを開いた後、読み取り/書き込み位置は 0 です。[データファイルの位置を設定] スクリプトステップを参照してください。
 - ファイルがすでに開いている場合、Get (最終エラー) は 300 (「ファイルがロックされているか、使用中です」) を返します。
 - 同時に開くことができるデータファイルの数は 25 個です。この制限を超えた場合、Get (最終エラー) は 2 (「メモリエラー」) を返します。
 - 現在開いているすべてのファイルのファイル ID を取得するには、Get (オープンデータファイル情報) 関数を使用します。
 
例 1
「data.txt」という名前のデータファイルを開き、変数にファイル ID を格納します。
コピー
                                            
                                        
                                        データファイルを開く [「data.txt」; ターゲット: $fileID]
                                            例 2
「change.log」ファイルがドキュメントフォルダに存在しているかどうかを確認します。存在していない場合、スクリプトによりこのファイルが作成されて開かれ、ファイル ID が表示されます。
コピー
                                            
                                        
                                        変数を設定 [$file ; 値: Get (ドキュメントパス) & "change.log"]
ファイルの存在を取得 [「$file」; ターゲット: $fileExists]
If [not $fileExists]
    データファイルを作成 [「$file」 ; フォルダを作成: オフ]
End If
データファイルを開く [「$file」; ターゲット: $fileID]
カスタムダイアログを表示 ["ファイル" & $file & "のファイル ID: " & $fileID]
データファイルを閉じる [ファイル ID: $fileID]