Claris FileMaker 19 Data API ガイド
メモ このドキュメントは FileMaker 19 および Claris 40 製品用で、特に指定がない限り「FileMaker」は両方を意味します。
FileMaker Data API は FileMaker Server または FileMaker Cloud の共有データベースに Web サービスからアクセスできるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース (API) です。この API は REST (Representational State Transfer) アーキテクチャを使用しているため、FileMaker Data API は REST API です。
Web サービスまたはアプリケーションによる FileMaker Data API の呼び出しによって認証トークンを取得して共有データベースにアクセスします。以降の呼び出しでそのトークンを使用してレコードの作成、レコードの更新、レコードの削除、検索の実行を行います。
FileMaker Data API は、特定のプログラミング言語形式に依存しないことから REST API で一般的に使用されているテキスト形式 JSON (JavaScript Object Notation) でデータを返します。
このガイドでは、次の経験があることを想定しています:
-
FileMaker Pro を使用したデータベースの作成。データベースの設計の基礎、ならびにフィールド、リレーションシップ、レイアウト、ポータル、およびオブジェクトの概念について理解している必要があります。Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。
-
FileMaker Server または FileMaker Cloud を使用したデータベースの共有。ホストの設定方法、共有データベースへのアクセスを有効にする方法、および Admin Console を使用して共有データベースを監視する方法について理解している必要があります。
-
POST、GET、PATCH、および DELETE メソッドと JSON 形式のデータを呼び出すサーバーサイドアプリケーションまたは Web サービスでの REST API の使用。任意のプログラミング言語またはプログラミングツールを使用できる必要があります。
このガイドでは「Admin Console」は特定の製品について説明する場合以外、FileMaker Server および FileMaker Cloud の Admin Console を意味します。
FileMaker Data API を使用するには:
-
FileMaker Pro を使用して FileMaker Data API アクセス用のデータベースを準備します。データベースを新規作成するか、または既存のデータベースを準備します。「FileMaker Data API アクセス用のデータベースの準備」を参照してください。
-
共有データベース内のレコードを検索、作成、編集、複製、削除する FileMaker Data API メソッドを呼び出すコードを作成します。「FileMaker Data API 呼び出しの作成」を参照してください。
-
ソリューションを共有して FileMaker Data API アクセスを有効にします。「FileMaker Data API ソリューションの共有」を参照してください。
-
FileMaker Data API アクセスが正しく動作するかをテストします。「FileMaker Data API ソリューションのテスト」を参照してください。
-
Admin Console を使用して共有ソリューションを監視します。「FileMaker Data API ソリューションの監視」を参照してください。