AI ファインチューニング済みモデルの作成
[ファインチューニング済みモデル] セクションではダウンロードしたモデルからファインチューニング済みモデルを作成し、ロードしてテキスト生成に使用できます。複数のモデルを作成できますが、一度にメモリにロードして使用できるテキスト生成モデルは 1 つだけです。この機能は Apple シリコン搭載の Mac コンピュータ上でのみ利用できます。
重要 [ファインチューニング済みモデル] セクションを使用するには、まずモデルサーバーを有効にする必要があります。一部のモデルをダウンロードするには [モデルサーバー] セクションで Hugging Face トークンを含める必要があります。AI モデルサーバーの有効化を参照してください。
ファインチューニング済みモデルを作成するには:
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[AI サービス] > [ファインチューニング済みモデル] タブをクリックします。
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[ファインチューニング済みモデルを作成] ボタンをクリックします。
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[ファインチューニング済みモデルを作成] ダイアログボックスで [参照...] ボタンをクリックして、トレーニングデータを含む JSON ファイルを参照します。
トレーニングデータの JSON ファイルの各行にはユーザ入力の例と入力に対する正しい応答を含める必要があります。例:
コピー{"messages":[{"content":"システムプロンプト","role":"system"},{"content":"ユーザデータの例","role":"user"},{"content":"ユーザデータ処理後のシステム出力の例"}]}
{"messages":[{"content":"sys.123","role":"system"},{"content":"usr.234","role":"user"},{"content":"ast.345","role":"assistant"}]}
{"messages":[{"content":"sys.456","role":"system"},{"content":"usr.567","role":"user"},{"content":"ast.678","role":"assistant"}]} -
[ファインチューニング済みモデルを作成] ダイアログボックスで、次の情報を入力します:
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ファインチューニング済みモデル名: クライアント接続に使用するモデルの名前。FileMaker Server により指定した名前に接頭語「fm-mlx-」が付けられるため、ファインチューニング済みモデルの実際の名前は「fm-mlx-<指定した名前>」となります。
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ベースモデル: ファインチューニングするモデルを選択します。
メモ ベースモデルはすでにダウンロードおよび承認されたテキスト生成モデルである必要があります。
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繰り返す回数: トレーニングを繰り返す回数。繰り返す回数が増えるほど処理により多くのメモリと時間が必要になります。
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LoRA レイヤー: 低ランク適応レイヤー (LoRA) の数。レイヤーが増えるほどより多くのメモリと時間がかかります。
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バッチサイズ: モデルのトレーニングで一度に使用されるトレーニング例の数。バッチサイズが大きくなるほどより多くのメモリが必要になりますが、より速く完了する可能性が高くなります。
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[モデルを作成] ボタンをクリックします。