デフォルトバックアップフォルダの設定
FileMaker Server では、毎日の自動バックアップ、[バックアップ] ページの [今すぐバックアップ] を使用してオンデマンドバックアップを作成した場合、および保存先のフォルダを指定しない CLI バックアップコマンドを実行した場合にデフォルトバックアップフォルダが使用されます。バックアップスケジュールを作成する場合、デフォルトバックアップフォルダが初期値として [バックアップフォルダ] フィールドで使用されます。
重要 バックアップフォルダはデフォルトデータベースフォルダ、追加のデータベースフォルダ、プログレッシブバックアップフォルダ、または「Scripts」フォルダの親またはサブフォルダにすることはできません。[構成] > [一般設定] タブの [データベースフォルダにあるデータベースを自動的に開く] 設定が有効になっている場合、FileMaker Server が起動するときにデフォルトデータベースフォルダ内のすべてのデータベースを開くことが試行されます。
デフォルトバックアップフォルダを指定するには:
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[構成] > [フォルダ] タブをクリックします。
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[バックアップフォルダ] で [変更] をクリックして次にフォルダを指定します。フォルダパスの長さは最大 255 文字です。
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Windows: 入力するパスは、
filewin:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わる必要があります。例:
filewin:/[ドライブ文字]:/[フォルダ名]/
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macOS: 入力するパスは、
filemac:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わる必要があります。例:
filemac:/[ボリューム名]/[フォルダ名]/
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Linux: 入力するパスは、
filelinux:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わる必要があります。例:
filelinux:/[ボリューム名]/[フォルダ名]/
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[保存] をクリックしてパスを確認し、保存します。有効なフォルダのヒントを参照してください。
メモ
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インストール後のデフォルトバックアップフォルダパスは次のとおりです:
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Windows:
[ドライブ]:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups
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macOS:
/Library/FileMaker Server/Data/Backups
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Linux:
/opt/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups
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共有データベースが配置された場所とは別のハードドライブ上にあるバックアップフォルダを指定してください。
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[構成] > [フォルダ] タブでデフォルトバックアップフォルダを変更しても、すでに作成したバックアップスケジュールで指定されたフォルダは変更されません。[バックアップ] > [バックアップスケジュール] タブに表示されているデフォルトは、次にバックアップスケジュールを作成したときに変更されます。毎日の自動バックアップ、オンデマンドバックアップ、および保存先のフォルダを指定しない CLI バックアップコマンドで使用されるフォルダも変更されます。
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ReFS ボリューム上のバックアップフォルダを選択できますが、そのボリュームがリモートボリュームである場合を除きます。
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外部オブジェクトデータの場合、データベースを暗号化すると、関連付けられた外部オブジェクトフォルダ内のデータも暗号化されます。FileMaker Server によってデータがデータベースフォルダに相対的なディレクトリにバックアップされます。
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「パスが無効です。」というエラーが表示された場合は、一般的な問題の「追加のデータベースフォルダまたはバックアップフォルダへのパスが有効でない」セクションを参照してください。