コマンドラインインターフェースの使用
FileMaker では、CLI (コマンドラインインターフェース) での FileMaker Server の管理に fmsadmin
ツールが提供されています。CLI を使用するには、直接またはリモートデスクトップソフトウェアを使用して FileMaker Server を実行するコンピュータにログオンする必要があります。CLI はコマンドプロンプト (FileMaker Server のみ、Windows)、ターミナルアプリケーション (FileMaker Server のみ、macOS)、および Linux ターミナルアプリケーション (Linux) で使用できます。CLI コマンドはスクリプトまたはバッチファイルでも使用できます。
コマンドラインインターフェースファイル
CLI 実行可能ファイル「fmsadmin
」は、次のフォルダに置かれています:
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FileMaker Server のみ、Windows: [ドライブ]:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Database Server¥fmsadmin.exe
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FileMaker Server のみ、macOS: /ライブラリ/FileMaker Server/Database Server/bin/fmsadmin
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Linux: /opt/FileMaker/FileMaker Server/Database Server/bin/fmsadmin
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Claris Server: /opt/Claris/Server/bin/fmsadmin
メモ
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FileMaker Server のみ、Windows: デフォルト以外の場所に FileMaker Server をインストールする場合、デフォルトパスの先頭部分、¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server はインストール中に指定したパスに置き換えられます。例: ¥指定したパス¥Database Server¥fmsadmin.exe
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FileMaker Server のみ、macOS: fmsadmin へのシンボリックリンクもインストールされます: /usr/local/bin/fmsadmin
コマンドラインインターフェースコマンド
fmsadmin
コマンドの一般的な形式は次のとおりです:
fmsadmin コマンド [オプション]
次の例は、Admin Console のユーザ名 admin とパスワード pword を認証し、確認を求めずに開いているすべてのデータベースを閉じます:
fmsadmin close -y -u admin -p pword
重要 CLI コマンドには、Admin Console 名とパスワードを含めることができます。コマンドが対話的に使用されている場合、ユーザ名は表示されますがパスワードは表示されません。スクリプトまたはバッチファイルのコマンドに名前とパスワードを含める必要がある場合は、必ずパスワードの所有者のみがスクリプトまたはバッチファイルを表示できるようにしてください。
CLI ヘルプ
CLI では、help
コマンドを使用して使用可能なコマンドとオプション、および使用方法の一覧を表示するヘルプページを表示できます:
fmsadmin help