FileMaker Server イベントログメッセージ
次に「Event.log
」または Windows イベントビューアに表示される場合があるログファイルメッセージの一覧と各メッセージの説明を示します。保存先の名前やファイル名など、FileMaker Server またはオペレーティングシステムによって返される変数は角カッコ [ ]
で囲まれています。
メモ macOS の場合、FileMaker Server ヘルパーが「Event.log
」にイベントを書き込みます。
Bonjour サービスがインストールまたは実行されていません。FileMaker Server は FileMaker クライアントに表示されません。(FileMaker Server のみ)
このメッセージが発生する可能性があるのは Windows のみです。FileMaker Server の起動時に Bonjour サービスがインストールまたは実行されていません。その結果、FileMaker Server は FileMaker Pro クライアントの [ホスト] ダイアログボックス、または FileMaker Go クライアントの起動センターの [ローカルホスト] の一覧に表示されません。ただし、ユーザは IP アドレスまたはホスト名を指定して FileMaker Server に接続できます。
この問題を修正するには、FileMaker Server を起動する前に [サービス] コントロールパネルから Bonjour を開始します。
ユーザ「クライアント 2」とライセンスキーが競合しているため、ユーザ「クライアント 1」はアクセスを拒否されました。
2 つのクライアントで同じライセンスキーを使用することはできません。[クライアント 2]
の FileMaker Pro に固有のライセンスキーを入力する必要があります。
クライアント [クライアント名] より反応がありません。接続は解除されました。([エラー番号])
ネットワークの切断またはソフトウェアエラーのために、接続されたクライアントのコンピュータが FileMaker Server との通信を停止しました。
重大なエラーが発生しました。データベース [ファイル名] を閉じます。([エラー番号])
エラー状態のため、指定されたファイルは FileMaker Server によって閉じられます。旧バージョンの FileMaker Pro を使用してファイルを回復しなければならない場合があります。Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。
データベース [ファイル名] を開くことができません。データベースが損傷している可能性があります。FileMaker Pro で [修復] コマンドを使用します。
指定したファイルが一貫性チェックに失敗しました。FileMaker Pro でファイルを開いてみてください。FileMaker Pro アプリケーションを起動し、ファイルを開いて画面上の指示に従います (ファイルの修復の詳細については、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください)。 その後、ファイルを FileMaker Server で開いてみます。共有ファイルの開き方を参照してください。
現在の状態でデータベース [ファイル名] を開けませんでした。まず、FileMaker Pro でデータベースを開いてください。
データベースが古い形式である可能性があります。現在のバージョンのホストを使用してデータベースを共有するには、データベースが FileMaker Server の場合は FileMaker Pro 12 (FMP12) 形式、または Claris Pro の場合は Claris Pro (CLARIS) 形式である必要があります。データベースファイルを FMP12 または CLARIS 形式に変換してください。Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。
データベースまたはテンポラリファイル [ファイル名] は壊れているため閉じられました。([エラー番号])
データベースまたはデータベースの関連テンポラリファイルが損傷しています。FileMaker Pro でファイルを開いてみてください。FileMaker Pro アプリケーションを起動し、ファイルを開いて画面上の指示に従います (ファイルの修復の詳細については、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください)。 その後、ファイルを FileMaker Server で開いてみます。
データベース [ファイル名] は正しく閉じられていません。一貫性チェックを実行しています。
指定されたファイルが FileMaker Pro または FileMaker Server が異常終了したときに使用されていました。したがって、FileMaker Server はファイルのブロックを検証するための一貫性チェックを実行します。
データベースまたはテンポラリファイル [ファイル名] のディスク容量が不足しています。空き領域が [数字] キロバイトしかありません!テンポラリファイルを検索して、[数字] キロバイトを解放しました。
共有データベースまたはテンポラリファイルを含むディスクの空き容量が不足しています。FileMaker Server は、テンポラリファイルを削除してスペースを増やそうとしています。データベースファイルが拡張できるように、オペレーティングシステムのツールを使用して、ディスクの空き容量を増やしてください。空き容量が少なくなりすぎると、FileMaker Server はエラーを報告し、データベースへの変更を許可しなくなります。
バックアップフォルダ [フォルダ名] は削除されました。
保持するバックアップの指定最大数を超えたため、最も古いバックアップフォルダがデータベースサーバーによって削除されました。
バックアップフォルダを削除すると、新しいバックアップに必要な [x] KB のディスク容量が開放されます。
データベースサーバーは、バックアップの一部であるデータベースを完全にコピーするための十分な空きディスク容量がないことを検出しました。このメッセージは、データベースサーバーが古いバックアップを削除して新しいバックアップのために十分な空き容量を開放できない場合に記録されます。
[データベース] のプログレッシブバックアップ中にエラーが発生しました。新しいコピーが使用または作成されます。古いリモートオブジェクトディレクトリを削除できませんでした:「[ディレクトリ]」。([エラーコード])
プログレッシブバックアップ中のエラーが原因で、新しいコピーを作成する必要がありました。データベースを新しいフォルダに移動できませんでした。
[データベース] のプログレッシブバックアップ中にエラーが発生しました。新しいコピーが使用または作成されます。データベースを [フォルダ名] から [フォルダ名] に移動できませんでした。([エラーコード])
プログレッシブバックアップを作成する場合、FileMaker Server はすべての共有データベースの完全バックアップの作成から開始します。最初の完全バックアップが完了した後、保存間隔の設定で指定した頻度に基づいて、共有ファイルの変更されたブロックをバックアップフォルダにコピーします。データベースをバックアップフォルダにコピーできない場合、新しいコピーが作成されます。
[データベース] のプログレッシブバックアップ中にエラーが発生しました。新しいコピーが使用または作成されます。[データベース] へのハードリンクを作成できません。([エラーコード])
このエラーは、データベースがユーザによってロックされ、古いプログレッシブバックアップデータベースコピーを使用できない場合に発生します。FileMaker Server はデータベースの古いプログレッシブバックアップコピーへのハードリンクを作成できないので、新しいコピーが作成されます。
[データベース] のプログレッシブバックアップ中にエラーが発生しました。新しいコピーが使用または作成されます。古いデータベース「[データベース]」を削除できません。([エラーコード])
このエラーは、データベースがユーザによってロックされ、古いプログレッシブバックアップデータベースコピーを削除できない場合に発生します。
バックアップフォルダ [フォルダ名] を削除中にエラーが発生しました。一部のファイルまたはフォルダを削除できませんでした。([エラー番号])
他のプロセスが指定したバックアップフォルダにあるファイルを使用しているか、バックアップフォルダまたはサブフォルダを使用しています。たとえば、他のプログラムがバックアップをオフラインストレージにコピーしているか、ユーザが Windows でコマンドラインウインドウを開いてパスをバックアップフォルダに変更し、ウインドウを開いたままにしています。
バックアップフォルダ [フォルダ名] の名前を変更中にエラーが発生しました。一部のファイルまたはフォルダを削除できませんでした。([エラー番号])
他のプロセスが指定したバックアップフォルダにあるファイルを使用しているか、バックアップフォルダおよびそのサブフォルダを使用しています。たとえば、Windows でコマンドラインウインドウを開いてパスをバックアップフォルダに変更し、ウインドウを開いたままにしています。
FileMaker Server はスリープモードに入ります。キャッシュ全体がフラッシュされ、スケジュールはすべて中断されます。
一定時間操作を行わなかったときにサーバーコンピュータがスリープするように設定されている場合、スリープを開始する前に、オペレーティングシステムにより、開いている各サービスまたはアプリケーションに対し、サービスまたはアプリケーションが省エネルギーモードに対応できるかどうかを確認するようにメッセージが表示されます。共有データベースに現在クライアントが接続している場合、FileMaker Server はスリープ要求を拒否し、サーバーコンピュータはスリープしません。クライアントが接続していない場合、FileMaker Server は、保存されていない変更をディスクに書き込み (キャッシュをフラッシュし)、サーバーコンピュータがスリープできるようにします。スリープ中は、タスクスケジュールはすべて中断され、サーバーコンピュータがスリープしていない次回のスケジュール時刻までは再度実行されません。
ヒント サーバーのスクリーンセーバーおよびスリープ (または休止状態およびスタンバイ) モードを無効にしてください。これらのオペレーティングシステム機能によりパフォーマンスが低下し、共有データベースへのアクセスが中断されることもあります。
FileMaker Server を終了します!回復不能なエラーが発生しました。([エラー番号])
ネットワークエラーなどの原因により、ネットワークの使用中に FileMaker Server によってサーバーエラーが検出されました。ネットワークのインストール、設定、およびシステムエラーログを確認してください。
データベース [ファイル名] は読み込み専用で開かれました。複数のハードリンクがあり、FileMaker Server バックアップファイルの可能性があります。変更するには、ファイルのコピーを作成してそのコピーを開く必要があります。
ファイルを開いたときに、データベースファイルに複数のハードリンクがあることが検出されると、FileMaker Server ではそのファイルがバックアップファイルである可能性を想定して、読み込み専用で開きます。この問題を修正するには、データベースを閉じてコピーを作成し、元のファイルではなくコピーを共有します。
データベース [ファイル名] を開いて一貫性チェックを実行しています...
データベースの検証スケジュールが実行されているか、データベースページで手動で [検証] または [すべて検証] コマンドを実行したため、FileMaker Server はデータベースを開いて一貫性チェックを実行しています。
バックアップフォルダ [フォルダ名] の名前を [フォルダ名] に変更しています。
Admin Console でバックアップスケジュールの名前を変更したため、そのスケジュールの既存のバックアップフォルダの名前がデータベースサーバーによって変更されました。
スケジュール [スケジュール名] は強制終了されました。[保存先] が見つかりませんでした。
指定された保存先が見つかりませんでした。保存先が外部ドライブまたはネットワークドライブの場合は、ドライブを接続するか、またはネットワークに接続します。保存先ボリュームのドライブを正しくセットアップした後にもう一度実行してください。
スケジュール [スケジュール名] は強制終了されました。データベースが開いていません。
スケジュールで、FileMaker Server が開いているデータベースが存在しないフォルダが指定されています。スケジュールで正しい処理対象のフォルダが指定されていること、およびすべてのデータベースが正しく開かれていることを確認してください。
スケジュール [スケジュール名] は強制終了されました。[保存先] は書き込み禁止です。
指定された保存先がアクセス不可能なので、スケジュールは無効になりました。保存先を正しくセットアップした後にもう一度実行してください。
セキュリティ: データベース「ファイル名」は保護されていないため開くことができません。[パスワードで保護されたデータベースのみをホストする] が有効です。
デフォルトでは、次のタイプのデータベースを開くことはできません:
-
[完全アクセス] アクセス権セットを使用するゲストアカウントを含むデータベース
-
パスワードが空白の完全アクセスアカウントを含むデータベース
-
[ファイルオプション] ダイアログボックスの [次のアカウントを使用してログイン] オプションを使用するデータベースにパスワードが保存された完全アクセスアカウントを含むデータベース
セキュリティ保護されていないデータベースファイルを共有する必要がある場合、次の CLI コマンドを使用します:
fmsadmin set serverconfig securefilesonly=false
変更を有効にするには、FileMaker Server を再起動します。コマンドラインインターフェースの使用を参照してください。
セキュリティ: SSL 証明書の期限が切れています。安全性を高めるために、有効なカスタム SSL 証明書をインポートしてください。
証明機関に確認して SSL 証明書を更新してください。
バックアップフォルダ「パス」を作成または書き込みできません。プログレッシブバックアップが無効です。
このメッセージは、プログレッシブバックアップフォルダとして指定されたフォルダに対する書き込みアクセスが FileMaker Server ユーザアカウントにない場合に表示されます。